交通事故死よりも多い転倒死

アイリス治療院の採用ブログです。2014年09月08日付。

タイトルは「交通事故死よりも多い転倒死」

池田市の訪問鍼灸院「アイリス」のブログ » 交通事故死よりも多い転倒死

2014年09月08日

訪問リハビリ鍼灸マッサージ アイリス治療院の池田です。

先日の日経新聞の記事で交通事故死よりも転倒が原因の死亡が多いとのこと。

日々訪問で治療やリハビリを行っている我々にとって他人ごとではない。

患者様に常々転倒には気を付けてくださいという話をしていたのですが、転倒での死亡が

ここまで多いとは思っていませんでした。

----------------------------------------------------------------------------------------------------

下記日経新聞からの引用です。

交通事故死より多い、高齢者の転倒防げ 医師らが学会 

 転倒が原因で亡くなる人は年間7千人を超え、交通事故死を上回る。高齢者の場合は介護が必要な状態になったり、認知症の進行につながったりと健康に重大な影響を及ぼすことがあり、甘く見るのは禁物だ。今年4月には医師らが日本転倒予防学会を立ち上げ、「転倒を社会全体の問題ととらえ、予防に取り組む必要がある」と訴える。

■交通死より多く

 主催は館林市の慶友整形外科病院。「転倒骨折予防教室」と名付け、医師や作業療法士らが定期的に近隣の市町村をまわり、高齢者に体操や体力測定などを行う。活動を始めて10年以上になるという。参加した同市の新井すみ子さん(76)は「自分の体の状態を知ることができた。一人暮らしだから転倒でけがをしたら大変。運動は大事」と話す。

 厚生労働省の人口動態統計で日本人の死因をみると、不慮の事故のうち転倒・転落死は増加している。2012年は7761人で前年比75人増、00年比で約1500人増えた。減少傾向にある交通事故死(12年6414人)を上回る。全体の85%が65歳以上、60%が80歳以上だ。

 転倒をきっかけに寝たきりなど深刻な事態になることも多い。厚労省の13年の調査によると、高齢者が介護が必要になる主な要因として、転倒・骨折は脳卒中や認知症と並び上位を占める。「また転ぶかもしれない」「家族に迷惑がかかる」などと外出を恐れて家にこもるようになったり、認知症が進行したりする人も少なくないという。

----------------------------------------------------------------------------------------------------

予防には体操など、マメに体を動かしていくのが重要です。

高齢の方だけではなく、若い世代の転倒事故も増えていて労災全体の2割を占めている。

交通事故死もピークは16,000人の方が亡くなっていたが、シートベルト着用や飲酒運転の現象などで現在では2013年度4,373人に減っている。

なんとか、環境や意識で高齢者の転倒事故も減らせるようにしていかなければならない。

コメントをお願いします